肩の痛みで腕が上がらない20代の治療 大阪・高槻でオステオパシー整体、高槻駅・高槻市駅から12分、高槻市役所すぐ
皆さんこんにちは!
あなたの痛みやお悩み、お産のサポート、妊婦さんや赤ちゃんの専門治療まで、大阪・茨木・高槻の北摂地域でアメリカ生まれのオステオパシーで治療する整体院「オステオパシー いざなぎ」 院長の東山(とうやま)です。
本日は20代の方で肩の痛みでご来院されたかのお話。
その方は朝起きた際に当然肩に痛みに気づき、特に腕を挙げようとすると痛くて綺麗に挙げられないという症状でした。
問診をさせていただいた後に体を検査させていただいたところ、痛い肩の付近にはほとんど問題は無く、あえていうと鎖骨の動きが少し硬いくらいでした。
一番大きな問題となっていたところは痛みのある側の骨盤と下腹部あたりにあった組織の硬さでした。
それは問診の際に聞かせていただいた10歳の時にした虫垂炎(一般的には盲腸)の手術の痕が癒着を起こし組織がとても硬くなり、他の様々なところに影響を出していました。
その影響がすぐ近くの片側の骨盤の関節に行き(骨盤の関節は左右一つずつありわずかにしか動かないのですが)そこの動きが制限され肩を挙げにくくしていました。
また、手術の癒着の影響は腕を挙げる動作の際にシャツの裾を捻った状態にすると腕が挙げにくくなるかの様になっていました。
腕を挙げる動作一つをとっても肩の関節だけが動けば良いというものではなく、肩から離れたところも含む全てのものが正常に動き機能する事が必要なのです。
この方の場合、ある日突然に肩が痛くなったので何かしたかなと思っていたかもしれませんが、実は10年前に行った虫垂炎の手術後から徐々に体としては腕を挙げにくい状況が知らず知らずの内に続いていたのです。
痛みの無かったつまりは影響を受けていなかった側の方とは違い影響を受けていた側は同じ様に挙げていても筋肉が関節が無理をし負担が蓄積している状態が続き、それが限界に達し痛みとして症状が出てきたのです。
これは必ず虫垂炎の手術をすると癒着を起こしその上にある肩に影響を出すということではなく、その方によっては反対の肩に影響がいくかもしれないし、下肢に対しての悪い影響を及ぼすこともあります。
身体はすべて繋がっていて複雑な迷路の様になっています。
今回の方は一回の治療後に腕を挙げてもらったところ、全く痛みはなく耳の横まで綺麗にあがるようになりました。
治療はまず、癒着を起こしている組織に柔軟性を取り戻す様な手技をしその後骨盤の関節、肋骨、鎖骨を治療し最後に首の骨と頭の骨の関節を整え終わりました。
肩は全く触っていません。
昔にした手術の影響は何年経ったとしても出ることはあります。
強い辛い頑固な症状の原因となっていることもよくあります。
過去に手術をした事がある方はそれが他に影響を与えていないか見たほうが良いかもしれません。