高槻の整体院で膝の痛みにオステオパシー治療 大阪、高槻駅・高槻市駅から12分、高槻市役所すぐ
皆さんこんにちは!
あなたの痛みやお悩み、お産のサポート、妊婦さんや赤ちゃんの専門治療まで、大阪・茨木・高槻の北摂地域でアメリカ生まれのオステオパシーで治療する整体院「オステオパシー いざなぎ」 院長の東山(とうやま)です。
本日は先日お越しになられた方のお話。
40代 男性
休日に友人とサッカーをかなり久しぶりになさったそうです。
その際に膝を軽く捻った様になり、その時は軽く痛い程度だったのでそのままプレーを続けたそうです。
その翌日から膝の痛みが段々と強くなってきて3日後には歩くのも痛くまともに歩けないほどになり、これでは仕事どころか生活もままならないということでご家族が通院されていたのでご来院されました。
サッカーで捻ったときの状況を詳しく聞かせていただき、加えて今までの怪我や病気などの既往歴を問診させていただきました。
その後身体の検査をさせていただき膝の痛みが日を追うごとに酷くなり更に痛み自体がひいていかない原因を探していきました。
膝自体には大きな腫れもなく靭帯損傷や半月板損傷の検査も顕著な陽性のサインが見れなかったので大きな怪我ではないと思われました。
体の検査で治療が必要と見つかったところは
・左足首にある小さな骨の関節の動きの硬さ
・左の骨盤の関節の硬さとそこから内臓をつないでいるものの硬さ(骨盤周辺の組織の硬さ)
・首の付け根のところの背骨の関節が動気がなくなっている
・首の骨の頚椎(けいつい)の一つの位置が正しい位置にない
・頭蓋骨の左側の側頭骨(そくとうこつ)という骨が動いていない
というものが主に見つかりました。
サッカーのプレー中に膝を捻ってしまう要因になったのは、足首の小さな骨の関節の硬さがありそれにより足が上手く動かない状態で切り返しをした時に膝に負担が来てしまったものと私は考えました。
そして日を追うごとに膝の痛みが増してきたもの、また痛みに対する治癒力が働かなった要因として左側の骨盤の硬さやその周辺の組織の硬さが考えられました。
骨盤の関節が動かないことにより左の脚から骨盤、そして背骨を通しての連動性がうまくいかず常に負担がかかり続ける様になっていたのと、骨盤周辺の組織の硬さが脚への循環を悪くする事につながっていたと考えられました。
小さな骨の関節の硬さや骨盤などの問題を作りそれら自体の問題を改善しにくい様にしていたのが、首の付け根のところの背骨の関節の問題や頚椎、左側の側頭骨の問題が引き起こしていたと考えられました。
治療のほとんどは左の側頭骨や頚椎の骨の治療に費やしました。
足や骨盤のあたりは最後の方に調整程度に行いました。
症状のあった膝に関しては全く触ることもしませんでした。
その日の治療が終了し患者さんに声をかけベッドから起き上がっていただきました。
起き上がられる際に患者さんは「これでほんまに良くなってんのか?全く膝触ってへんで、大丈夫か…」とう顔をしていました。
そして立ち上がった時にその顔色は一変しました。
「あれっ」
と言いながら治療室の中をうろうろと歩き回りそして
「全然痛くない!嘘やん。屈伸もできるわ!」
と仰っていただきました。
今回は急性の症状でもありましたが、それでも症状のあるところが問題ではないというケースでした。
急性、慢性に限らず症状のあるところに原因がないことはとても多く見られます。
当院の治療においてはそれは日常です。
症状を治療でなくすのではなく、症状を解決していけない体の状態を正常にしていくために治療を行います。
そうすると体の本来の力・働きが症状を解決してくれるのです。
ただ症状のあるところを治療中は触られもしないので不安がられたり怪しまれる患者さんは多いです。
それでも体の力が働いた時には本当にすごいです。
この方はその後痛みもなくなり普通の日常を送れています。